元号からすぐに年齢を計算する方法です。社労士試験に限らず、日常生活でも使えると思います。
目次
前提の数字
まず、下記の太字の数字を覚えます。元号が被っているところは「マイナス1」しておくのがポイント。特に使うのは、昭和と平成です。
令和=現時点or問題指定の年
平成=30(平成31年ー令和元年)
昭和=63(昭和64年ー平成元年)
大正=14(大正15年ー昭和元年)
明治=44(明治45年ー大正元年)
【問題①】昭和35年4月1日生まれの者が65歳に達する日は?
使う数字は、
- 昭和の63
- 平成の30
- 問題設定の年月日
です。
STEP
元号はそのままにして、その年に達する日(65)を足す
昭和35年+65=昭和100年
STEP
昭和→平成に直す
昭和100年ー63年=平成37年
昭和から「63年」を引くと平成になります。
STEP
平成→令和に直す
平成37年ー30年=令和7年
平成から「30年」を引くと令和になります。
STEP
「達する日」なので1日前
ステップ③の1日前なので、「令和7年3月31日」が65歳に達する日となります。
【問題②】昭和37年4月2日生まれの人は、令和5年4月1日時点で何歳なのか?
使う数字は、
- 昭和の63
- 平成の30
- 問題設定の年月日
です。
STEP
昭和の63、平成の30、令和の5を足す
63 + 30 + 6= 98
STEP
ステップ①から誕生年を引く
98 – 37 =61
STEP
誕生日の前後で年齢を判断
問題文では「昭和37年4月2日生まれ」となっています。生まれた日を第一日目として、起算日の前日(昭和37年4月1日)に年数を一つ加わることとなります。
→結果、令和5年4月1日時点では、「61歳」になります。
参考
「達する日」などの年齢(特に誕生日)に対する労働・社会保険の考え方は、下記の記事が分かりやすいです。
https://www.office-noji.com/dailycolumn/index.php?QBlog-20121019-1